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Allgood Story 神澤 清

アンバサダー(Allgood Collective) やローカルリーダーをお招きし、
「環境責任、クリエイティブ表現、個人の健康とウェルネス」を応援する
トークイベントAllgood Storyを開いています。

今回のゲストスピーカーは、ラップを通して環境問題を伝える環境活動家の神澤 清さん。

清さんは、去年現在戦争中のウクライナへ渡航して、実際の紛争の現場、現地の方々の生き方を目の当たりにしました。そんな清さんから会場に問いかけた言葉は 『あなたの使命はなんですか?』

彼自身も自分の使命を問い続け行動に移してきたと語ります。

それでは、ウクライナへ渡航して見えた清さんが伝えたいAllgood Storyを覗いてみましょう! 

自分の命を何に使いますか?

2021年の冬に、環境活動家として気候変動・地球温暖化について登壇したり、湘南にある小学校で環境問題について一曲楽作をするというプロジェクトを行っていました。

Allbirdsには、曲のプロジェクトに応援いただいて、ウエアもその際に頂きました。

こういうことやりながら2021年の4月まで、実は採用関係の小さなベンチャー企業で働いていて、環境問題と全く関係ないところにいました。このように活動していると、2面生を持ち合わせた自分に非常に悩んでいたんです。

講演会の場面だと、ありがたいことに『清に会いたい』と言っていただけるが、会社に帰って営業すると、『結構です』の連続。一方では環境活動家としては声をかけていただけるのに、営業の仕事になると思い通りに行かない自分に嫌気がさしていました。

どういう時間の使い方をすれば、「自分の命を社会に還元できるのか」というのをすごく考えていました。

つまり、僕の人生の使命ってなんだろうと考えたんです。
これが今回のトークのテーマです。命を何に使うのか?

活動の始まりは警察への電話 「駅前で環境問題について叫んでもいいですか?」

2019年に起きたアマゾン森林火災に衝撃を受けました。

同年9月には台風15号• 19号が千葉県に直撃。千葉県に仲良い友達がいたので、この台風で友達が命を落としてもおかしくありませんでした。

その時に僕が知ったのは環境活動家のグレタ•トゥーンベリさん。

森林が燃え、台風がきて、一人の小さな女の子が世界の場で気候変動ということを叫んでいる。当時のニュースで、この数年間でどうにかしないと地球は滅亡に向かうと知り、これはまずいと思った。

行動を迷った結果、警察に電話しました。
「駅前で環境問題について叫んでもいいですか?」

正式な許可をもらい、2019年9月26日に静岡駅前でメッセージボードを持って街頭演説をした、というのが僕の活動の始まりです。

その後、政治家と連携してデモを行ったり、得意なラップで社会問題を伝える活動をしていました。
大学卒業後、人材の企業に入社し、活動と2軸での生活。一生懸命活動家として行動していると、新卒採用の営業を続けていて良のか?と疑いの心を持ち始めました。

そんな時に浮かんだアイデアが、『子供達と一緒に環境問題について曲にする』。
自分の特技を活かし、社会問題に立ち向かう。自分がしたいのはこれだと。

新卒で入った会社の退職を決意

迷った結果、去年の2月21日に退職を決意しました。
決断した直後にウクライナ戦争の勃発。

自分には何かできないかと考えた時に、在日ウクライナ大使館に行ってきました。

ウクライナ難民のマークとリマの兄妹を招き、オンラインの対話イベントを開催。トークテーマは、「どうしたらウクライナ戦争を終わらせることができるのか」。現地の方を交えて、何を実際に求めているのか聞いてみました。

聞いてみると予想以上に複雑化している。

一回初めった戦争を止めることができるのか?
戦争を起こさないためにはどうすればいいのか?って究極の問い

ウクライナに行ったが僕自身も答えは出ていない。
難しさに押しつぶされて考えるのやめました。

死に際に立って見えた世界

またとある事件が。
福島県でのイベント帰りに、山奥で交通事故に遭いました。

夜遅かったこともあり、助手席で眠ってしまっていると、気づいたら車が横転。
もし数センチ左に横転していたら、ガードレールに車が当たり重傷を負っていた距離でした。

寒い中レッカー車を待っていた中で、色々考えました。
自分は何かを持ってして生かされたと感じて、気持ちがリセットされました。

その後、9月になり、改めてリセットした人生を何に使うか?考えた。
やはり真っ先に頭に浮かんだのがウクライナ戦争。これだけは向き合わずに死ねないと思ったんです。

37分

最近の日本では反撃能力を持つか持たないかの議論がされています。
ウクライナ戦争も問題だが、日本人も戦争について考えた方がいいのでは?と思います。

理由?

私たちは戦争を経験したことないので、結局戦争とは何かわからない。
メディアは市民の泣き喚くシーンや爆破シーンだけを放映しますが、それだけではないと思いました。

僕は伝えるのが得意。自分の理解速度が遅いので、どうにかして簡単に伝えようと心がけています。
だからこそ、ラップという表現を通して、戦争のリアルを伝えるためにウクライナに行きたい。

自分の目で見たウクライナの実情

39分
映像を交えて話したい

ウクライナ滞在期間は11/18-12/9でした。
ウクライナは日本の約1.6倍の面積で、滞在期間の8日間で7つの州と11の街へいった。

Deep State Mapというアプリが普及しており、ロシアがどこまで占領、どこを取り返せたのかがわかるようになっています。

パートナーと行ったので、赤く危険な場所には行きませんでした。
良い意味で理性を働かせてクールダウンしながら行けた。

水とか食べ物大丈夫なの?
時期によって違うが僕が渡航した11月はどこのスーパーでも食料は不自由なくある。
小麦の生産が豊富で、水も2リットル100円で購入できます。

しかし停電はひどいです。ミサイルよりも停電の方がストレスフルと感じた。
滞在先のホテルに到着すると、停電でエレベーターが使えないので階段で5階まで行きました。

地域によっては、ミサイルが水道管にあたり水の供給ができなかった街がある。
そこでは、塩水を使い続け、秋になってから塩水のために水道管が腐食。
水を開けてもしょっぱくて、黄色い。洗濯したら錆がついてしまう被害があったそうです。

<ミサイルがどんな感じか>
役所
サイズによりけり

近くにあたることはなかった。
ミサイルは速いので気をつけることができない。

空襲警報が鳴る。
テレグラム(日本でいうLINE)を国民は使用していて、警報を見れる。

避難するのか?
警報が鳴っている時は次の瞬間いつ爆発してもおかしくなかった

夜景を見て、『なぜ僕はここに?』
なぜ罪のない市民がこんな状況に置かれなきゃいけないのか。

戦争がない日本でも、いつ死ぬのかわからないという点は同じでは?

いつ死ぬのかわからない=日本でも同じでは?

たまたまUでは警報が鳴っているけど、
日本でも交通事故に遭うか・通り魔に刺し殺されるかも

強く意識しているのでたくさんのことに気づいていた

自分の国はなんなのか
大事な人は誰なのか

戦争が起こってからそれをするのではなく、
今考えるのが大事

自分・他者・周りに優しいこと
死と向き合うことは、自分の使命と向き合うこと。

社会に対して何を還元したいのかを考えるプロセスが、

8割講演って忘れられる
体験は心に残る

心の中で体験してもらいたい
死と向き合うことって大切

過去の偉人や国は暴力に対してどう向き合っていきたいのか?

ガンジー・キング牧師=大きな思想を持っていた。

東ティモール=暴力に対してやり返さなかった。インドネシアの人がその話を持ち帰って、自分たちの行いは間違いではないか?結果東ティモールは非暴力で独立した

大切なものがわかることが、死と向き合うこと

行動が怖く無くなってくる。

あと1年で死ぬかもしれないのに、家族にどう向き合うのか?興味がある社会問題に何か還元するのか?

社会に自分の思いを反映させていく

ニュースを見ると、目先を
U人「なんとしても守る!」

興味深いことに、ウクライナでは至る所に国旗があります。
日本にいても国旗って見ない。

元々ソ連だった国
ベルリンの壁が崩壊して続々と独立

日本とウクライナの違い:隣国が面しているかどうか。

愛国心があった。折れずにやれているのだろう。
最後国を守りたいと思うのは、国のルーツを知っているか・どんな文化があるか知っていること大事

ニュースを見た際に、僕の話を思い出してもらえたら嬉しい

今日だけでも自分の人生で社会を照らしていくような提供できれば!

自分と社会をか輝かせる!
悔しい!

戦争を無くすアクションプランがない。
政府への働きかけ、

正直悔しい。
①ドキュメンタリー映像を作る
②ウクライナについての曲を作る

僕が目指す社会は、みんなが世界と自分は素晴らしい!と誇りを持って言える世界

もし三ヶ月に死ぬとしたら、何を大切に思い、何にかけますか?

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